藤原季節特集上映inTAMA映画祭 その1『たかが世界の終わり』この作品を大きなスクリーンで観ることが出来て、私は、映画に関する運が本当に良いのだなっと思う。普段の観劇では味わえない臨場感。感情が激しく動くときに起こる身体のあらゆる変化がまるでその場にいるように、肌で感じ取るように伝わってきた。思いが伝わらないもどかしさは、どうしてあんなにも痛いのだろう?アフタートークの時に内田健司さんがお話しされた通りとても難解な戯曲。理屈に感情を絡めるって…フランス人って…コロナ禍にあの戯曲を演じるって、本当に俳優さんて大胆で賢明で計り知れなくて、興味が尽きない人たちだなぁって思う。藤原季節さんが「蜷川幸雄さんに憧れて…」と話されていたのだけど、大丈夫、ちゃんとその遺伝子は受け継がれて...21Nov2023感想文映画