3度目のモルエラニの霧の中
1度目は完成披露(だったような・・・)
2度目は岩波ホールの本上映
そして今回3度目
恐らくは1度目から4年くらいの時を経ている
そして今回が一番強く心に残った
3時間30分の上映時間の間に
この4年間に私や私の周りの人に起きたことを思い
人生を振り返った
『モルエラニの霧の中』は
登場人物が章をまたいで登場することによって
複数の章に分かれた話が一つにつながる
章によって、その人の印象も変わる
その表現が、なんだかとても私には響いて
考え方を少し変えることが出来た
私が考える私のルーツはいつも曖昧で
常に少し不安な気持ちを抱えているのだけれど
私の忘れてしまった昨日の私を
その時共に過ごした誰かがきっと覚えていてくれる
そんな風にちょっと自信を持っていいんじゃないかと
思わせてくれる3時間30分だった
これからも私たちの人生は続いていく
思い描いていた未来と現実が違っていたとしても
最期の時を迎えるまで歩き続ける
出会えた大切な人たちと関わり合いながら
映画の中の人たちの慈愛に溢れた眼差し
私もあんな風に誰かを見つめられる人になろうと思った
坪川拓史全作品は4月12日(金)まで新宿ケイズシネマにて上映中です。
そして・・・これから他の地方の映画館も旅されるとのこと
たくさんの人が出会えますように
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