映画『害虫』のリバイバル上映
映画館で、みたかったのだけど
またまたコロナが酷いことになってしまったので仕方なくDVDを買って家で観た
だって…もう次のリバイバルまでなんて待てないんだもの
そして…買って、観て、良かったー
幸子を取り巻く環境は、決して幸子にとって優しいものではない
それなのに制服を清潔に着て、ピアノを弾く幸子は全然汚れていない
一時的にドロップアウトしていた幸子が、学校に戻り、合唱の伴奏をすることが決まり、学校生活を送る様子が描かれていく。
映し出されるシーンとともに合唱も演奏も完成されていくそれは、少女らしい幸子のキラキラした時間を映し出しているようで、凄く素敵で、めちゃめちゃ感動した
あのシーンは、何度も幸子の家を訪れて学校に通うきっかけを与えた夏子の見ていた景色だったのかなとも思える
何かがそこにあるだけで・誰かがそこにいるだけで
その時がどうしようもなくキラキラ輝いて幸福を感じるということが人生には起こる
そしてその何かが・誰かが、かけてしまうと一瞬でその輝きは消えて無くなってしまう
誰にでもそんな経験が、そういう存在がきっとあるのだと思う
そんな小さなカケラを一生懸命集めて私たちは生きている
そんなカケラたちがいっぱい散りばめららた映画だったなぁ
さて、今上映されている塩田明彦監督の
『麻希のいる世界』も
そんな一瞬一瞬を描いた作品だと私は思う
観る人にはあらすじなんて知らずに観て
ドンっと衝撃を受けて欲しい
ちなみに私の好きなシーンは
麻希が由希に向かって
「私に関わらないでって言ったのに」
って怒ってたシーン
あそこで絶対不動の麻希の心が揺れているように思えて、麻希のことが好きになって、この映画が好きになった
人が心を揺らすのは、相手の心も揺れてる時なんだきっと
コロナがこんなじゃなかったら
劇場でまた観たかったー
どうかロングラン&上映館拡大されますように
青梅のシネマネコで上映されますように
ところで私の推してる品田誠さん
『麻希のいる世界』に出演されてました
今回の品田さん、めちゃめちゃカッコ良く
由希と観客の私たちを真っ暗闇に連れて行ったなー
トラウマになりそうだったなぁ
品田さんの出演する楽しげなCMを見て
さあ
リセット、リセット
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