『生命(いのち)の生まれるところ』という作品です。
私の壁掛け作品第一号。2008年位の制作。
この作品を作る前までは、【花器にお花をアレンジした】作品がほとんどで、以前所属してた協会の特徴が色濃く残っていたなぁと思う。
制作当初は家族のお仕事の事情で私の実家(岐阜)に住んでいた。
田舎の町で身動き取れずに悶々としていたころだったなぁと思います。
見かねた家族が『個展をやろう』と提案してくれて…製作した…という背景があります。
『森の奥深くから、水脈と風とが新しい息吹を運んでいく様子』をイメージしています。
生命は循環していくものだと思います。脈々と受け継がれていくものだけではなく例えば子孫を残さなかったとしてもその意志が何らかの形で誰かに伝わって、その人の体の中で育って、また誰かに遺されていくそんな生命の生まれ変わりもあるのだと、私は信じています。
どうか、どの命も安らかに。
生まれ変わりを願って。
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